HSPさんが友達といて疲れる原因!おすすめの対策も紹介
繊細でさまざまなことに敏感なHSPさんは、対人関係においてもその気質を発揮するため、友達であっても「疲れる」と感じることがあるかと思います。
「一緒にいるときは楽しいのに、家に帰るとどっと疲れがくる」「友達なのに会うと心が消耗されてしまう」などと感じることはありませんか?
これに共感している方は、HSPのさまざまな気質が原因となっているのかもしれません。 そこで今回は、HSPさんが友達といて疲れる理由と対策について解説していきます。
目次
HSPさんが友達といて疲れる原因
繊細なHSPさんが友達といて疲れるのは、気質が関係しているのですが、具体的にはどのようなことがあげられるのでしょうか?
「自分はHSPかもしれない」と感じている方は、共感できる部分がないかぜひチェックしてみてくださいね。
気をつかいすぎて自分の気持ちを伝えられないから
自分のことよりも他人の気持ちや考えを優先しがちなHSPさんは、思っていることがあっても自分の中に抑え込んでしまうことがあります。
本音を伝えられずにいると、「本当は嫌だったのに引き受けることになった」「自分の中でモヤモヤしてストレスが溜まる」ということも起きてしまいます。
また、友達によっては「なぜ自分の気持ちを伝えてくれないのか」と不満を持たれて、トラブルになってしまうこともあるため、争いごとが苦手なHSPさんはさらに疲弊してしまうでしょう。
友達の言動を深読みしすぎてしまうから
相手の表情の変化や声のトーン、話し方などにも敏感なHSPさんは、友人の些細な言動も深読みしすぎてしまう傾向があります。
「冗談を言われたけど、本当は嫌味なんじゃないか」「表情が暗かったから、自分といるのは楽しくないのかもしれない」というように、ひとつの情報からさまざまな方向に考えを膨らませて疲れてしまうのです。
相手の気持ちに敏感であることは、HSPさんの長所でもありますが、ときには自分自身の心を疲弊させてしまう原因にもなってしまいます。
共感してもらえないから
“5人に1人はHSP”とは言っても、少数派ではあるため、友人の気質によってはあなたの気持ちに全く共感してもらえないこともあります。
たとえば、悩みを相談したときに「考えすぎ」「気にしすぎ」とHSPの気質を理解してもらえないと、さらに気持ちが疲れてしまうこともあるでしょう。
本音をなかなか口に出せないHSPさんが、勇気を出して伝えた悩みに対して否定的な反応をされてしまうと、つらい気持ちにもなってしまいますよね。
友達といて疲れるHSPさんに実践してほしい対策
人間関係で悩みを抱えがちなHSPさんは、友達との付き合いであっても疲れることがよくあるかと思います。
そんなHSPさんが良好な友達関係を築くためには、いくつかの対策で自分の気持ちを大切にしていく必要があります。
ひとりの時間を確保する
繊細で敏感なHSPさんは、お出かけをしたり、人と一緒に長時間過ごしたりすると、さまざまな刺激を受けすぎて疲れてしまいます。
その疲れを癒すために重要なのが、ひとり時間を確保することです。
HSPさんの多くはひとりでリラックスする時間を設けることで、心と体のエネルギーを回復させます。
これが足りていないと、疲れがどんどん蓄積されてしまうため、意識的に十分なひとり時間を確保するようにしましょう。
いやなことにはNOと伝える
相手の気持ちばかりを優先するHSPさんは、「NO」と言うことに抵抗がある方も多いかと思います。
しかし、いやなことにはハッキリ「NO」と伝える勇気を持つことも大切です。
相手の気持ちに敏感なHSPさんとは反対に、言葉にしてくれなければ気持ちを察することができないという方もいます。
そういった人からすると、「NOと言わないということは、いやじゃないんだ」という解釈につながることもあるのです。
断ることは決して悪いことではないので、自分の心を守るためにも「NO」と言える勇気を持ちましょう。
合わないと感じるならフェードアウトする
自分にとってはきつすぎる冗談を言う人や、感情のコントロールができずに怒りをぶつけてくる人、いつも否定の言葉から伝える人などがいると、友達であっても疲れてしまいますよね。
どうしても合わない人というのは、HSPさんに限らず誰にだって存在します。
友人という関係性にも相性というものはあるので、「この人といると心が消耗される」と感じるのであれば離れる勇気を持つことも大切です。
離れたいと感じる人がそばにいるのであれば、急に付き合いをバッサリ切るというのは難しい部分もあるかと思うので、お誘いを受けても「忙しいからまた今度」というようにやんわりと断るようにし、徐々にフェードアウトしていきましょう。
友達といて疲れたら自分自身を大切に
繊細なHSPさんは友達と過ごしていても、疲れると感じることが多々あるかと思います。
これは生まれ持った気質が原因となっている問題なので、「疲れるなんて思ってしまって申し訳ないな…」と自分を責める必要はありません。
大切なのは疲れる原因に対策をとること、自分自身の心と体を尊重してあげることです。
周囲の人ばかりではなく、自分の気持ちを優先することが、ときには良好な関係を築くためのカギとなることもあるので、ぜひ今回紹介した対策を取り入れてみてくださいね。
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臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。