HSPさんは家族といても疲れる?理由と対策を紹介
繊細でさまざまな刺激に敏感なHSPさんの中には、家族といることで疲れると感じる方もいます。
幼少期から長い時間を共にしてきた家族であっても、一緒にいると疲れてしまうのは、どういった原因があるのでしょうか?
そこで今回は、HSPさんが家族といて疲れる理由と対策を紹介していきます。
「家に帰ってもストレスが溜まってしまう」と感じているHSPさんは、ぜひ最後までご覧ください。
目次
繊細なHSPさんが家族に疲れる3つの理由
繊細で傷つきやすいHSPさんは、なぜ長く暮らしてきた家族でさえ、一緒にいると疲れてしまうのでしょうか?
ここでは、考えられる理由を3つ紹介していきます。
距離をとるのが難しいから
家族と一緒に暮らしている場合、毎日顔を合わせることになります。
そのため、会社の人や友人のように適度な距離を保つというのが難しく、踏み込まれ過ぎて疲れてしまうこともあるでしょう。
また、HSPさんはひとりになることで心を回復させる傾向にあるため、家に帰っても一人時間が確保できないとストレスを感じてしまいます。
家族の生活音が気になるから
音への敏感さもHSPさんは気質として持っているため、家族の生活音が疲れの原因となっていることも考えられます。
ドアの開け閉めの音、歩く音、いびき、テレビの音など…、ひどい場合は睡眠が妨害されてしまうこともあるかもしれません。
そうなると家族であっても、「一緒にいると疲れる」「家に帰るのがつらい」と感じてしまうでしょう。
HSPを理解してもらえないから
家族にHSPの気質について話しても、理解を示してもらえない方は少なくありません。
一番近くにいる家族だからこそ理解してほしいと思っていても、心の病気や障害だと捉えられてしまったり、否定されてしまったりすることもあるでしょう。
そうなると、HSPさんの「一人になりたい」「静かに暮らしたい」というストレスも大きくなって、家族と過ごすことに疲れてしまいます。
家族に疲れるHSPさんができる対策
HSPさんが、家族と一緒にいることで疲れる理由はいくつか考えられますが、その点を踏まえてどのような対策をとっていけばいいのでしょうか?
まずは下記で紹介する対策を取り入れて、家族と一緒にいるときの疲れを軽減していきましょう。
HSPを正しく理解してもらう
HSPの気質について正しく理解してもらえると、家の中で感じている悩みもうまく伝わるようになります。
多くの方にとって、家族は一番身近な存在で長時間一緒に過ごす人たちです。
そんな家族がHSPのことをしっかり理解・共感してくれると、困りごとも相談しやすくなり、心が軽くなるでしょう。
ただし、中にはどれだけ説明しても、家族が理解を示してくれないご家庭もあるかと思います。
そういったときには無理に理解してもらおうとせず、「家族でもわかり合えないことはある」と受け入れるようにしましょう。
してほしいことはさりげなく言葉にして伝える
家族であっても、人の気持ちを察して行動するというのが、難しいこともあります。
「HSPの気質についてはよくわかったけど、どう接してほしいのかわからない」と思われることもあるため、してほしい行動は言葉にして伝えることが大切です。
たとえば、いびきを改善してほしいとき、「いびき防止グッズを使ってほしい」「自分の部屋に防音シートを張りたい」というように具体的な要望を伝えるようにしましょう。
ひとりの時間を確保する
HSPさんはひとりの時間が確保できないと、家族であっても疲れてしまうため、毎日少しだけでもひとりでリラックスできる場所や時間を確保しましょう。
自分の部屋がない場合は、散歩をしてみたり、くつろげるカフェに行ってみたりするのもおすすめです。
また、事前に「今日はひとりになりたい気分なんだ」と声をかけておくと、家族も配慮してくれるかもしれません。
疲れが改善されないときには一人暮らしもおすすめ
どんなに対策をしても家族の対応が変わらなかったり、疲れが改善されなかったりする場合もあるかと思います。
そういったときには、思い切って一人暮らしを始めてみるのもおすすめです。
ひとり暮らしを始めると、自分以外の生活音が気になりづらくなり、ひとり時間も確保できるようになります。
また、物理的に実家との距離が離れるため、ほどよい距離感で家族と接することができるでしょう。
HSPによる家族の悩みは専門家へ相談
「家族と一緒にいると疲れる」と感じるHSPさんは少なくありません。
生活音がうるさい、距離が近すぎる、HSPの気質を理解してもらえないなどのストレスが大きくなると、家に帰っても心を休められなくなってしまいますよね。
そういったときには、ぜひ今回ご紹介した対策を取り入れてみてくださいね。
また、対策をしても家族との関係が改善されず悩んでいるという方は、一度HSPの専門家に相談してみるのもよいでしょう。
カウンセリングを通して、一緒に状況を整理していくことで、問題解決への糸口が見つかるかもしれません。
当カウンセリングルームでは、HSPの方を対象としたオンラインカウンセリングを実施しております
「自分はHSPなのかな?」と悩んでいる方も、ぜひお気軽にご相談ください。
11月先着3名様
初回カウンセリング
45分 5,000円
※はじめての方は初回カウンセリングをお申込みください。
※初回はオンラインでカウンセリングを行っています。Zoom・Skype・Line通話でのカウンセリングが可能です。
※初回カウセリングでは、現在のあなたの状態をお伺いして、今後の目標や方針を決めていきます。
LINEでのご相談
HSPやアダルトチルドレンのご相談を受け付けています。
HSPやアダルトチルドレンのお悩みの方やカウンセリングご希望の方は、友達追加ボタンを押して、メッセージをお送りください。
臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。