繊細で傷つきやすいHSPさんは、アルバイト先選びに悩むことも多いのではないでしょうか？

働き始めてから合わないと感じたときに、「辞めたい」と言い出すのも勇気がいりますよね。

そこで今回は、HSPさんがアルバイトを選ぶときに、チェックすべきポイントを4つのタイプ別に紹介していきます。

どのタイプかによってもおすすめのアルバイトが異なるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【タイプ別】HSPさんがアルバイトを選ぶときのポイント

一口にHSPと言っても、どのタイプに当てはまるかによって、向いているアルバイトも変わってきます。

ここでは4つの分類ごとに、選ぶときのポイントをお伝えしていくため、自分に当てはまるタイプをチェックしてみてくださいね。

内向型HSP

最も一般的な内向型HSPは静かな場所を好み、ひとつの物事を深く考えて行動するタイプです。

アルバイト先としては、静かに働ける、ひとりで動ける、マルチタスクを必要としない職場が向いています。

HSS型HSP

冒険心が高く、新しい刺激を求めるタイプのHSS型HSPは、一見繊細さを感じさせませんがひとりになると反省会をしたり、落ち込んだりするタイプです。

アルバイト先としては、興味のあるものに関われる、変化のある職場が向いています。

HSE

繊細さを持ちながらも外交的な一面のあるHSEは、コミュニケーションを好み社交的な印象を与えます。

アルバイト先としては、適度に人と関われる職場が向いています。

HSS型HSE

外交的かつ新たな刺激を求めるのがHSS型HSEで、コミュニケーション能力とリーダーシップ性に優れているのが特徴です。

アルバイト先としては、人との関わりがあり、自由に動ける職場が向いています。

期間限定のアルバイトを選ぶのもおすすめ

タイプに合った職場もおすすめですが、期間限定アルバイトを選ぶのもひとつの手段です。

HSPさんはアルバイトを辞めたくなったときにも「辞めると言って、どう思われるかがこわい…」「職場に迷惑をかけたら申し訳ない…」と悩んで、なかなか言い出せないこともあるかと思います。

そういったプレッシャーに不安を感じるのであれば、あらかじめ期間が決まっているものを選ぶと気持ちにも余裕が生まれるのではないでしょうか。

ひとつのことを長く続ける、たくさんの仕事を経験する、どちらであってもアルバイトで身につく力はたくさんあるはずです。

【タイプ別】HSPさんに向いているアルバイト

ここでは具体的なアルバイトをタイプ別にあげていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

内向型HSP

事務・データ入力

簡単な事務作業・データ入力などのパソコンと向き合うアルバイトは、人との関わりが少ないため、内向型のHSPさんも落ち着いて集中できます。

この仕事を選ぶなら、電話対応を求められないものが特におすすめです。

在宅でできる事務・データ入力もあるので、自宅で働きたい方はぜひチェックしてみてください。

ホテルや事務所の清掃

ホテルや事務所の清掃は、静かな環境かつ、ひとりで動ける傾向にあります。

他の人が気づかないところにも気づくHSPさんの気質は、さまざまな場所をきれいにする清掃の仕事にも活かせるはずです。

HSS型HSP

イベントスタッフ

変化のある職場が向いているHSS型HSPさんには、日常から離れられるイベントスタッフのアルバイトもおすすめです。

興味のあるイベントを選べば、コンサートの会場準備やチケット回収、警備なども楽しめるのではないでしょうか。

リゾートバイト

リゾートスタッフのアルバイトは、いつもの環境とは異なるうえに、あらかじめ期間が決められているため、好奇心が強く飽きっぽいHSPさんにぴったりです。 通常のバイトでは得られない経験を楽しみたい方は、ぜひ候補に入れてみてくださいね。

HSE

家庭教師

コミュニケーションが好きなHSEさんには、家庭教師のアルバイトが向いています。

社交的な部分と繊細な部分を持っているため、相手の気持ちに寄り添いながら指導できるでしょう。

感謝の言葉をもらえたり、子どもの学力アップを実感したりすると、自分の自信にもつながるはずです。

本屋店員

本屋さんは比較的静かな空間でありながら、適度に接客も行えるため、HSEタイプの方におすすめです。

ただし、大都市の駅に直結している店舗や大型店舗は、慌ただしく落ち着いて働くことが難しいかもしれません。

一度気になる書店の雰囲気を見てから、応募すると安心できるでしょう。

HSS型HSE

フードデリバリー

体力に自信のあるHSS型HSEさんには、フードデリバリーのアルバイトもおすすめです。

さまざまな場所へ配達に向かうデリバリーの仕事は、適度な刺激を感じられます。

お客さんに商品を手渡す際に、コミュニケーション能力を活かせれば高評価も得られるでしょう。

塾講師

リーダーシップがあり、コミュニケーション能力に長けているHSS型HSEさんは、複数人に勉強を教える塾講師も向いています。

人と接して適度に変化も感じられるため、飽きっぽい一面もこのアルバイトならカバーできるのではないでしょうか。

合わないアルバイトでつらくなったときは、辞めてもいい

実際に働いてみるとイメージと違って、「自分には合わない…アルバイトに行くのがつらい…」と感じることもあるかもしれません。

そういったときには、無理に続ける必要はないのです。

苦手な環境に居続けると、HSPさんの心への負担が大きくなってしまいます。

自分の中で“何がつらかったのか”をよく考えておくと、次回のアルバイト先選びにも活かせるはず。

大切な自分自身を守れるように、心を追い詰めすぎないようにしてくださいね。

まとめ

今回はHSPのタイプ別に向いているアルバイトを紹介いたしました。

それぞれの気質によって、おすすめのアルバイトが異なるため、自分のタイプをよく理解して選ぶことが大切です。

もしも、実際に働き始めてから合わないと感じたときには、無理に続ける必要はありません。

向いていない仕事を把握するのも、HSPさんが今後の人生を自分らしく生きるために必要なことです。

当カウンセリングルームでは、HSPさんを対象としたオンラインカウンセリングも行っております。

HSPの気質によってお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

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