癒しを求めるHSPさんに、”ぬいぐるみ”をオススメする理由
ストレスを溜めやすいHSPさんにオススメなのが、ぬいぐるみ。
ぬいぐるみの癒し効果は高く、実際に病院でも「ぬいぐるみセラピー」や「ぬいぐるみ療法」が行われることがあります。
ぬいぐるみを側に置いておくと、毎日が少し楽になるかもしれません。
そこで今回はHSPさんにぬいぐるみをオススメする4つの理由を紹介します。
ぬいぐるみなら黙って話を聞いてくれる
HSPさんは、他人の気持ちに敏感だからこそ遠慮してしまいがち。
- 「相談すると迷惑かな」と思ってしまう
- 自分の弱みを他人に見せられない
- どうやって説明すればいいか分からない
- 場の空気を読み取って疲れる
- 相談しても「気にしすぎ」と否定されたことがある
そんな方は、ぬいぐるみに自分の気持ちを打ち明けてみることをおすすめします。
うまく話がまとまらなくても大丈夫。
嫌なことを「嫌」と言っても大丈夫。
ぬいぐるみは何も言いません。
否定しないし、表情も変えません。
静かにあなたの話を聞いてくれるので、結果的に心の整理もできるようになります。
ぬいぐるみへの相談は、自分自身と対話することにつながっているのです。
ただし、”生きづらさ”が強いようなら、カウンセラーなど専門家に頼ることも考えてみてくださいね。
ぬいぐるみをナデナデするとリラックスできる
ペットや赤ちゃんを見ると、心が穏やかになりますよね。
これは「オキシトシン」と言われるホルモンの分泌が増えるため、幸せな気持ちになると考えられています。
オキシトシンは不安な気持ちやストレスを軽減する作用があり、「幸せホルモン」とも呼ばれます。
オキシトシンの分泌を促す主な方法はスキンシップで、手を繋いだり抱き合ったりすると高い効果が期待できます。
しかし大人になった今、家族や友人と触れ合うのは少し恥ずかしいですよね。
実は、相手がぬいぐるみでも同様の効果があると言われています。
ストレスが溜まったら、ぬいぐるみをナデナデしたり、ぎゅっと抱きしめたりしてみてください。
HSPさんは感受性が強く、他の人より気疲れや生きづらさを感じやすいのが特徴です。
HSPは一見すると病名のようですが、あくまでも気質。
「薬を使って治す」というより「どう付き合っていくか」が重要です。
ぬいぐるみを可愛がることで、毎日のイライラが少しでも軽くなれば幸いです。
ふわふわのぬいぐるみで幸せを感じられる
HSPさんは刺激に反応しやすい気質。
光や音・においなどを敏感に感じ取ります。
また、以下のような感触が苦手という方は多いです。
- チクチクするもの
- 締め付けるもの
- 服のタグ、縫い目
- 雨や風が肌に当たること
- 他人に触られること
例えば服のタグが肌に刺さるように感じる場合、あらかじめ切っておくといった工夫が必要です。
パジャマの肌触りが好きじゃない場合は、ゆっくり眠るのは難しいでしょう。
一方、HSPさんには「ふわふわ・もこもことした感触が好き」という傾向があります。
「やわらかくて気持ちいいなぁ」と感じたときって、幸せを感じませんか?
ふわふわして心地いい ぬいぐるみを触るのは、幸福感を高める方法としてとても手軽。
抱き心地のいいぬいぐるみを、この機会にぜひ探してみてくださいね。
ぬいぐるみは”安全基地”
幼い頃から肌身離さず、ボロボロになっているけれど捨てられないー。
そんなお気に入りのぬいぐるみを持っていませんか?
まわりから「この年齢でぬいぐるみは恥ずかしい」「まだぬいぐるみ使ってるの?」と言われたからクローゼットにしまった、という人もいるでしょう。
成長したからと言って、無理に捨てようとする必要はありません。
精神分析科ドナルド・ウィニコット氏が提唱した理論では、ぬいぐるみは子どもにとって必要なもの。
母親から離れる不安をやわらぐため(移行対象)と考えられています。
ママ代わりの安心感、つまり「安全基地」とも言えるでしょう。
安全基地があるからこそ、失敗しても挫折しても何度も挑戦できるようになります。
ぬいぐるみは子どものためのアイテムと思われがちですが、大人も持っていてOK。
HSPさんは相手の表情・声・仕草から感情を感じ取る能力が高いため、ストレスを感じやすいです。
ネガティブな感情が強くなったとき、ぬいぐるみを抱きしめてみてください。
特大ぬいぐるみなら、寄りかかって椅子のように使ったり、抱き枕として使ったりするのもアリです。
ぬいぐるみと触れ合うことで不安を軽減でき、明日への活力となるでしょう。
まとめ
今回はHSPさんにぬいぐるみをオススメする理由を紹介しました。
- ぬいぐるみなら黙って話を聞いてくれる
- ぬいぐるみをナデナデするとリラックスできる
- ふわふわのぬいぐるみで幸せを感じられる
- ぬいぐるみは”安全基地”
お気に入りのぬいぐるみを触るだけで、心が癒されていきます。
毎日のストレス解消法として、ぬいぐるみを側に置いてみませんか。
当カウンセリングルームではHSPの方を対象としたオンラインカウンセリングを行っております。
「毎日つらい…」といった不安な気持ちも、ぜひお気軽にご相談ください。
12月先着3名様
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45分 5,000円
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臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。