【HSP】あの海外有名人も?繊細な気質を持つ方を紹介
HSP(Highly Sensitive Person)とは、感受性が高く、繊細な人のこと。
日本ではHSPであることを公表する有名人も増えてきましたが、海外の有名人ではまだまだ見かけない印象があります。
そこで今回は、HSPの気質にも当てはまる発言をされていた海外の有名人に、注目してみました。
繊細さが見られる3名の方を紹介していきますので、ご自身にも共感できる部分があるか、確認しながら読んでみてくださいね。
目次
HSPは日本人だけの気質じゃない
HSPは海外の有名人で公表されている方がまだまだ少ないため、日本人特有の気質のように感じられますが、元々はアメリカの「エレイン・N・アーロン博士」が提唱した心理的概念です。
日本では、HSPに関する書籍がよく販売されていたり、公表する有名人も増えていたりするため、“HSP”という言葉が世間にも浸透してきました。
その分、繊細で傷つきやすいという気質を知った方々が、HSPであることを自認しやすい環境になってきたため、日本人に多いように感じられるかもしれません。
しかし、この気質を生まれ持った方は海外にも存在していて、“約5人に1人はHSP”だと言われているのです。
HSPの気質がある?海外の有名人
ここでは、HSPとは公言していないものの、過去の発言から「繊細さ」が伝わってくる海外の有名人について紹介していきます。
HSPさんは、言動に共感できる部分があるかもしれないので、ぜひ参考にご覧ください。
ライアン・レイノルズさん
全米で大ヒット中の作品で主役を演じる「ライアン・レイノルズ」さん。
彼も実はHSPのように繊細な気質を持っているようで、「子どもの頃から神経質だった」「父親の感情をなだめるために、気をつかって生活していた」とインタビューでお話しされていました。
また、ライアン・レイノルズさん自身は、不安障害を公表されている有名人でもあります。
そのため、自身のSNSで「予定を詰め込みすぎる、考えすぎる、働きすぎる、心配しすぎる…そんな僕のような人たちに、あなたが1人ではないということを知ってもらいたい」とも語っていました。
元One Direction ゼイン・マリクさん
One Directionのメンバーとして活躍したのちに、ソロアーティストとなった「ゼイン・マリク」さんも、HSPのように繊細な気質を持っていたように感じられます。
ゼイン・マリクさんは、昔から少しセンシティブなところがあり、グループで活動していたときにも「メンバーの中で最も繊細なタイプ」とも言われていました。
また、グループとして細かなルールに縛られていたことから、ストレスを強く感じるようになり、摂食障害や不安障害にも悩まされていたようです。
ヘイリー・ビーバーさん
人気アーティストの「ジャスティン・ビーバー」さんの妻であり、モデルとしても活躍している「ヘイリー・ビーバー」さん。
彼女は「人の言葉や考えを気にするタイプだから、SNSの使用は心に負担をかける」とお話しされていました。
HSPさんも繊細で傷つきやすい気質があるため、「周りの人の言葉や考えを気にして、SNSに疲れてしまう」という気持ちに共感できる方は多いのではないでしょうか。
HSPは病気ではないが、二次的に心の病気になることもある
HSPは病気ではなく、生まれ持った気質ではありますが、その気質から二次的にうつ病や不安障害などの“心の病気”になる方もいらっしゃいます。
HSPさんは繊細な気質によって、疲れやつらさを感じやすいのも特徴です。
そのうえ「周囲の理解が得られない」「自分がどうしてこんなに敏感なのかがわからない」といった状況が重なるのは、大きなストレスにもなり得ます。
こういったストレスが重なると、うつ病や不安障害を発症するリスクにもつながるため、「HSP・自分自身をよく理解すること」「ひとりでつらさを抱え込まないこと」が大切なのです。
すでに“生きづらさ”を感じている方は、まずカウンセリングなどでHSPへの向き合い方を知り、心のしんどさを軽減させていきましょう。
まとめ
今回ご紹介した有名人の3名は、HSPであるとは判断できませんが、彼らの発言に共感するHSPさんも多いのではないでしょうか?
HSPの方は自身のことを「神経質」だと思っていたり、周囲の人にその敏感さを指摘されたりすることもあります。
“HSP=神経質”ではありませんが、まだまだHSPへの正しい認識が広まっていない分、そのように捉えられることも少なくないようです。
また、HSPさんは生まれ持った気質により、生きづらさを感じやすかったり、ストレスがたまりやすかったりすることもあり、二次的に心の病気になる方もいます。
HSPの症状で悩みがあれば、ひとりで抱え込まず、カウンセリングなどで問題解決能力を高めることも大切です。
当カウンセリングルームでは、HSP、不安障害、うつなどを対象としたオンラインカウンセリングをおこなっています。
「HSPで生きづらさを感じている」「HSPなのか、心の病気なのかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
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臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。