HSPさんが鈍感になるには?“繊細過ぎて疲れる”を予防する方法
繊細で傷つきやすい気質を持つHSPさんは、日常生活や人間関係で疲れることが多く、ストレスをため込んでしまいがちです。
「もっと鈍感になりたい」「もう少し自由に振舞ってみたい」「自分の意見を伝えられるようになりたい」。
そんな風に考えたことはありませんか?
気にしなくていいことをいつまでも気にしたり、先のことを考え過ぎて不安になったりするために、「鈍感な人を見ると羨ましく感じる」といった経験をされたHSPさんも少なくないかと思います。
そこで今回は、HSPさんが繊細過ぎて疲れることを予防するために、鈍感になる方法をお伝えしていきます。
HSPの気質でつらい思いをしている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
繊細なHSPさんが鈍感になる方法
繊細で傷つきやすいHSPさんは、場の空気に流されず自分の考えを発言している人や、失敗してもすぐ気持ちを切り替えられる人を見ると、羨ましく思うことがあるかと思います。
そういったポジティブな意味での鈍感さを手に入れるためには、普段と違った考え方を取り入れてみることが大切です。
「考えすぎ」「気にしすぎ」で自分の心を追い詰めてしまわないように、少しだけ鈍感になる練習をしてみましょう。
方法①:人に合わせすぎない
人の気持ちを敏感に察知するHSPさんは、相手に嫌な思いをさせないようにと自分の考えや気持ちを抑え込んでしまうことがあります。
相手に合わせられることは長所とも言えますが、続けていると心の中で少しずつストレスが溜まってしまうでしょう。
ときには人の顔色をうかがって合わせようとせず、自分の考えや気持ちを優先してみることも大切です。
方法②:全員に好かれようとしない
人からどう思われているかを気にして、「全員に好かれないといけない」と考えてしまってはいませんか?
全員に好かれようとすると偽りの自分を演じたり、気持ちを抑え込んだりすることとなり、人付き合いにますます疲れてしまうでしょう。
HSPさんが“イライラをぶつけてくる人”や“すぐに怒鳴る人”を苦手だと感じるように、だれにだって相性が合わない人はいます。
すべての人に好かれる必要はないので、「自分自身を大切にしてくれる人に好かれよう」と考えてみましょう。
方法③:自分の短所を長所に変換する
自己肯定感が低い傾向にあるHSPさんは、自分の良いところよりも悪いところに焦点を当ててしまいがちです。
謙虚な姿勢を保てるのは素敵なことではありますが、欠点ばかりに目を向けるとネガティブな気持ちになってしまいます。
自分の欠点ばかり思い浮かぶ日があれば、長所に言い換えて気持ちを切り替えてみましょう。
方法④:アイテムを使って刺激を予防する
HSPさんは人の気持ちや場の空気だけでなく、音や光、匂いなどにも敏感で刺激を受けやすいです。
その敏感さによって心と体が疲れてしまいそうなときには、アイテムを使って物理的に刺激を防ぐのもよいでしょう。
寝るときに風の音や足音などが気になる場合は、耳栓やイヤホンを使ってみたり、電車で匂いが気になる場合は、マスクに好きな香りをつけて移動してみたりするのがおすすめです。
さまざまなアイテムを使用することで、物理的な鈍感力を手に入れましょう。
方法⑤:人に頼ってみる
責任感が強く、人に頼ることが苦手なHSPさんは、仕事でいっぱいいっぱいになっているときもひとりで抱え込んでしまいがちです。
しかし、人に迷惑をかけたくないからと言ってすべてを抱え込んでいると、かえって周囲の人に迷惑をかけてしまうこともあります。
頼ったときにどう思われるか不安になるかと思いますが、大きなトラブルを避けるために必要なことだと考えて、素直に声をかけてみましょう。
“繊細さ”は悪いことではない!
鈍感な人を羨ましく思うとき、「自分はなんでこんなに繊細なんだろう」「繊細なのは自分の欠点だ」と考えてしまうことがあるかもしれません。
しかし、繊細さを持っているということは、決して悪いことではないのです。
さまざまなことに敏感で、よく気がつくというのは、「良いこと」を見つける能力があるとも言えます。
人の優しさや細かな気配りに気がつけるのは、周囲をよく見ているHSPさんだからこそです。
その繊細で敏感な部分に救われている人も必ずいるので、「直さなければいけない欠点」だと捉える必要はありません。
HSPさんは鈍感になることでストレスを軽減できる
繊細でさまざまなことに敏感なHSPさんは、日常生活で少しずつストレスをため込んでしまいます。
空気を読み過ぎて疲れたり、人目を気にして自分の気持ちを伝えられなかったり、些細な一言に傷つき過ぎてしまったりすることもあるでしょう。
そういったストレスを軽減するためには、考え方を少し変えて“鈍感になる”ことが大切です。
ポジティブな意味で鈍感になれれば、「気にし過ぎなくていい」「考え過ぎなくていい」と気持ちを切り替えられるようになるでしょう。
当カウンセリングルームでは、HSPの方を対象としたオンラインカウンセリングを実施しております。
「HSPの気質で生きづらさを感じている」「自分がHSPなのか、心の病気なのかわからない」と悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。