HSPさんはLINEが苦手?その理由と対策
現在のコミュニケーションツールとして代表的なLINE。
このLINEが苦手だと感じているHSPさんは少なくありません。
そこで今回は、HSPさんがLINEを苦手とする理由と対策について、お伝えしていきます。
LINEでのやり取りに疲れているHSPさんは、ぜひ参考にご覧ください。
HSPさんがLINEを苦手とする理由5選
まずは、HSPさんがLINEでのやり取りを苦手だと感じる理由から見ていきましょう。
苦手な理由①:文章から相手の感情・考えを深読みするから
淡泊な文章や冗談の一言から、「相手がどういった気持ちで言ったのか」「気分を悪くさせてしまったのか」と深読みしすぎてしまうHSPさんは、LINEを見るだけでも疲れてしまいます。
実際はそこまで深い意味のないメッセージであっても、HSPさんはネガティブな方向に考えることもあるでしょう。
苦手な理由②:未読・既読無視が続くと不安になるから
自分がメッセージを送ったあとに、未読・既読無視の状態が続くと、「何か変なことを言ってしまったのかな…」「不快な気持ちになったのかな…」と不安がでてきます。
HSPさんはネガティブな感情を引きずってしまう一面もあるため、そのことが気になって仕事や作業が手につかなくなるなんてことも。
そういった不安を抱える機会が多いと、LINEは苦手だと感じてしまうでしょう。
苦手な理由③:言い方に気をつかいすぎてしまうから
相手の気持ちになって発言・行動できるHSPさんは、「自分の言葉で嫌な思いをさせないか」「誤解のないように伝えられるか」が気になって、なかなかメッセージを送れなくなることもあるでしょう。
共感力が高く、繊細で傷つきやすい心を理解しているからこそ、気をつかいすぎて疲れてしまうのです。
苦手な理由④:早く返信しないといけないように感じるから
人の感情に敏感なHSPさんは、相手にどう思われるかを心配して「LINEは早く返信しなければいけない」と考えがちです。
特にすぐメッセージが返ってくる相手であれば、「同じように返信しないと…」と焦って、心が疲れてしまうでしょう。
苦手な理由⑤:ひとり時間が奪われてしまうから
ひとり時間を大切にしているHSPさんは、何度もラリーが続くLINEで頭を使うことに、しんどさを感じてしまう場合もあるでしょう。
今はゆっくりしたいと思っていても、LINEの通知が来ると「すぐ返信しないと…」と考えてしまうのです。
LINEが苦手なHSPさんができる対策
生まれ持った気質により、LINEが苦手だと感じているHSPさんはどのような対策をとればよいのでしょうか?
ここではいくつかの方法をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
通知をオフにしておく
LINEの時間を減らすためには、まず通知を基本的にオフにしておくとよいでしょう。
朝or夜にまとめて返す、というように自分の中でオンオフを決めておけば、気持ち的にも余裕が生まれてきます。
深く悩まずにメッセージを送れる家族や親友、恋人などのみ通知をオンにして、やり取りに疲れてしまう人は通知オフにするというように、使い分けてみるのもおすすめです。
連絡用のツールとして使用する
雑談ラリーが何度も続いていると、HSPさんは疲れてしまいます。
自分の心を守るためにも、LINEはあくまでも連絡用のツールとして考えておくことが大切です。
必要な連絡事項のみを送り、雑談は自分からしないようにすると、使用頻度も少なくなるはず。
LINEが得意でないことをそれとなく伝える
友人や恋人には、LINEでのやり取りが得意でないことを事前に伝えておくのもよいでしょう。
「あまりスマホを触らないから、LINEの返信が遅くなる」
「LINEはよく考えて返したいから、時間のあるときにだけ確認している」
というように、それとなく伝えるだけでも雑談LINEが送られてくることは減ります。
また、「この人はもともとLINEの返信が遅い人なんだ」という認識がつけば、早く返信をしなければいけないという焦りも感じづらくなるでしょう。
グループLINEはできるだけ避ける
大勢で報告や連絡、雑談などができるグループLINE。
1対1のやり取りでも返信に悩むHSPさんは、自分のメッセージが複数人に見られるとなれば、さらに気をつかってしまいますよね。
できるだけLINEで心を消耗しないようにするためにも、グループLINEは本当に必要なものだけに入ると決めておくのもよいでしょう。
自分が思っているほどの深い意味がないと理解しておく
HSPさんは相手の気持ちになってメッセージを送るため、短文や淡泊な返信がくると不安になってしまうかもしれません。
しかし、誰しもがHSPさんと同じように、気遣いのあるメッセージを送れるわけではないので、案外深い意味がないこともあるのです。
もともと短文・淡泊なメッセージしか送らない人もいることを理解しておきましょう。
まとめ:苦手なLINEは利用時間を減らすことが大切
LINEが苦手だと感じるHSPさんは、無理に克服しようとするのではなく、利用時間を減らすように意識することが大切です。
しんどい気持ちを隠しながらやり取りを続けていれば、HSPさんの心が擦り減ってしまいます。
「すぐに返信しなければならない」と考えず、周囲の人にLINEが苦手であることを理解してもらうように伝えてみるのもよいでしょう。
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臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。