実は限界かも!?HSPの限界サイン
目次
実は限界かも!?HSPの限界サインとは
- 自信を持てない
- 不安が強い
- 人間関係がうまくいかない
- 生きづらい
そんなお悩みはありませんか?
これらの悩みは、あなたの性格の問題ではなく、HSP(high sensitive person)が関係しているかもしれません。
HSPとは、敏感で繊細な人のこと。「HSPさん」「繊細さん」と親しみを込めて呼ばれることも増えてきましたね。
私のところにも、毎月多くのHSPさんが相談に来てくれます。
中には大きな悩みを抱えている方、うつ病や不安障害といった病気をお持ちのHSPさんもいらっしゃいますが、実はすべての方がそういうわけではありません。
HSPの方は感じる力が強く、日々暮らしているだけで、まわりの人や環境から刺激を受けて頭や心が忙しくなりがち。限界を超えないようにと、いわば予防のために来てくださる方も多くいらっしゃいます。
そして、自分自身の特性をしっかり把握し、HSPに合った暮らし方・働き方を選んでいくことで、より楽で楽しい理想の生活に近づけることができている方もいらっしゃいます。
一方で、適切な対処をせずに過ごしてしたら、限界を超えてしまいうつ病などの心の病気になってしまった、という方も残念ながらいらっしゃいます。
もしそうなってしまった場合、大変ですよね。対処できるうちに防ぎたくはありませんか?
そこで、臨床心理士・公認心理士の私がここで、心の病に陥る前の、心が放つ、体の「限界サイン」をご紹介していきます。ぜひ、じっくりご自身のペースで、お読みくださいね。
限界サイン①睡眠の質の低下
なかなか寝つけない・睡眠中によく目が覚める・いつもより寝すぎてしまう、といったことはありませんか?
このような睡眠の不具合は、よくあることと見過ごしてしまいがちです。
しかし実は、医学の専門家の中でも、このような睡眠の不具合は精神衛生上最も注意を払うべき重要なサインだと言われています。
「眠ること」は、「食べること」などと同じく私たち人間の身体にとって基本であり、欠かすことのできない機能ということですね。
いわば「私たちの心身の状態を反映するバロメーター」です。
時々眠れないことがあるのは人間なら仕方のないこと。
人間関係に疲れた日や次の日の予定に緊張している日などに寝付けないことは気にしなくていい程度かもしれません。
けれども、市販薬やアルコールの力を借りなければ眠りにつくことができない・朝起きるのが毎日のように辛くて努力が必要。
こんな状態が1週間以上続いたら、それは心や体が、睡眠の力を借りて何か異変を訴えているのかもしれません。
特にHSPさんは、ほかの人よりも頭を働かせがち。
眠れないとき、ただぼーっとしていることも難しいですよね。
そんなときは、自分の頭の中の思考をアウトプットしてみるといいかもしれません。
自分の気持ちを日記やブログ、SNSを活用して文字に書いたり、絵をかいたり。電話で友達と話したりするのもいいですね。
ただHSPさんは聞き上手な人が多いため、逆にそれもストレスになってしまう場合があります。
そのため、よく話を聞いてくれる人を選んで電話してみたり、オンラインで話せる専門家のサービスを使ってみたりするのがおすすめです。
限界サイン②食欲の大きな変化
最後の限界サインは、食欲の大きな変化です。
食事に喜びを感じることができなくなって体重が減ってしまったり、逆に食事が唯一の楽しみのようにやけ食いや食べ過ぎを繰り返してしまうという場合も、注意した方がいいかもしれません。
睡眠と同じく人間の大事な機能である食欲がバランスをとれなくなったことは、何らかのSOSである可能性が高いからですね。
ただ、ここで大切なのが、自分自身のことを責めてしまわないようにする、ということです。
そもそもHSPさんは、その特性ゆえに自分自身を責めてしまいがちです。
その上食事のこととなると、ルックスへの変化もみられるため、自己管理さえできない、と自分をさらに責めてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、それは心の限界サインを、食欲が代わりに出してくれているんだ、と考えると少し心が楽になりませんか?
「自分の一番の味方は自分」と考えてみましょう。自分が癒されるように、自分のSOSに気づいてあげよう、といたわる気持ちで接してみるといいかもしれません。
限界サイン③涙もろくなった
最後に、最近今まで以上に涙が流れやすくなった、ということはありませんか?
仕事で自分以外の人が怒られているだけでも見ると涙が出てしまう・家に帰ってくると訳も分からず自然と涙が出てしまう、など。もしかしたら、あなたの限界サインかもしれません。
涙を流すことはストレスに対する自然な反応であり、心を正常に保つための体の仕組みです。そのため、ストレスのキャパオーバーになりやすいHSPにとって、涙もろさは仕方ないことだともいえます。
しかし、涙が溢れてしまう状況が長く、もしくは頻繁に続いたときは限界サインである可能性が高いです。
もし環境が許すのならばストレスの多い場所から離れるのがベストです。しかし仕事を休んだり部署を変えてもらったりということはなかなかしづらいという方も多いと思います。そんなときにできるのは、まず「泣いてしまう自分」を自分自身で許してあげること。
なぜそれをまずしてほしいかというと、特に社会人の方などは「泣くべきではないとわかっていても、涙を止められない」ことに辛さを感じていらっしゃる方が多いからです。私自身も「泣いてしまう自分」に対し否定的になっているHSPさんに、自分で自分を許すことができるようになる手伝いができるよう心がけています。
そして、覚えておいていただきたいのは、涙もろいのは、HSPさんが共感しやすい・人の気持ちへの想像力があるといった素敵な特性をもっているからこそだということです。そう思うと、少し「泣いてしまう自分」を許せるような気がしませんか?
「限界かも」抱え込まずカウンセリングへ
これら3つに当てはまるものはありましたか?1つもなかったという方は、うまくHSPの特性と向き合えている証拠です。素晴らしいです。
もし1つでも思い当たることがあった方は、まず自分自身のためにできることからやってみましょう。
自分自身のためにできることというのは、絵を描くこと・散歩することなど、あなたが落ち着くことならなんでもOKです!
しかし、誰かに話を聞いてもらいたい、というときはぜひHSPの専門家である私に話をお聞かせください。
心療内科に勤務経験もありますので、HSPさん独自の心の悩みにしっかり寄り添って、よりよい暮らしのサポートをさせていただきます。
そして何より、HSPは付き合っていくのが難しい特性でもありますが、素敵な感性です。
繊細な良さがたくさんあることを自分自身でも理解し、受け止めてあげられるようになるサポートが、私にできたら幸いです。
11月先着3名様
初回カウンセリング
45分 5,000円
※はじめての方は初回カウンセリングをお申込みください。
※初回はオンラインでカウンセリングを行っています。Zoom・Skype・Line通話でのカウンセリングが可能です。
※初回カウセリングでは、現在のあなたの状態をお伺いして、今後の目標や方針を決めていきます。
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臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。