自己嫌悪とサヨナラ!HSPさんがよく寝る理由と寝過ぎ防止方法を紹介
HSPさんは”よく寝る人(ロングスリーパー)”が多いですよね。
その理由は、HSPならではの繊細さから来ていると言われています。
しかし真面目な人は「またこんなにも寝てしまった」と寝過ぎを後悔することも…。
そこで今回はHSPさんがよく寝る理由と寝過ぎ防止の方法を紹介します。
目次
HSPさんがよく寝る理由
HSPさんが長時間眠る傾向にあるのは、繊細な気質のせいだと考えられます。
ここではHSPさんが寝過ぎてしまう主な理由を紹介します。
考えすぎて疲れてしまう
HSPさんは物事を深く考える習性があります。
- まわりの人に気を遣いすぎてしまう
- 空気を読んで発言をやめてしまう
- 考えすぎて、行動を始められない
- 悩み事をひとりで抱え込む
- ちょっとした言動で「嫌われたかも」と不安になる
- 嫌な出来事を忘れられず、いつまでも引きずる
- 他の人が怒られているのに、自分が怒られなような感覚になる
- 人が気に留めないような些細なことも気になる
これでは、家に帰ってきてからドッと疲れを感じますよね。
日本人の平均睡眠時間は6〜7時間ですが、もっと眠っていても気にしなくて大丈夫。
HSPさんは心も体も緊張状態が続きますから、人より多くの休息が必要なのは自然なことです。
刺激に強く反応している
HSPさんは刺激に対して強い反応を示します。
- 音
- 光
- 味
- におい
- 感触
- 場の雰囲気
- 気候の変化
HSP以外は気にならないような刺激も、HSPさんにとっては雪崩のように感じることもあります。
刺激を受けやすいということは、ストレスを感じやすいということ。
例えば満員電車に乗るだけで人の視線や汗の匂いに敏感に反応し、クタクタに疲れてしまいます。
HSPとは「人よりも感度の高いアンテナを常に張っている状態」ですから、その疲れを癒すために長く眠ろうとするのです。
寝過ぎて自己嫌悪してしまうなら
HSPさんがひたすら寝てしまう原因は、体が休息を求めているからと考えられます。
しかし、真面目な人は「怠けている」「気がたるんでいる」と捉えがち。
自己嫌悪に陥るほど眠ってしまうなら睡眠環境を見直してみませんか。
ここでは睡眠の質を改善して、ちょうどいい睡眠時間に調整する方法を紹介します。
刺激を避ける
HSPさんは五感が鋭いため、眠っている間も刺激に反応することがあります。
外の光が気になったり、些細な物音で目を覚ましたりしていませんか?
睡眠中のため自分では気づきにくいのですが、よく途中で起きてしまうなら刺激のせいかもしれません。
以下のように、安心できる環境を作りましょう。
- 外の光を遮るカーテンを使う
- 針の音が大きい時計は寝室に置かない
- インテリアはカラフルなものを避ける
- お気に入りの音楽をつける
- 肌触りの良いパジャマや寝具を選ぶ
寝室を「心地よい」と感じられる場所に変えてみてくださいね。
寝る前のお酒をやめる
「アルコールでリラックスしてから眠る」という習慣がある人は要注意。
少量のお酒は寝つきがよくなると言われていますが、実は睡眠の質を悪化させてしまいます。
アルコールが分解されたときに発生する「アセトアルデヒド」は、頭痛や吐き気を起こす原因となります。
アルコールの利尿作用もあり、途中で目が覚めやすく、きちんと寝た気がしません。
ぐっすり眠りたいならお酒は飲まないのがベター。
どうしてもお付き合いで飲まなければいけないときも、就寝4時間前までにしましょう。
布団の中でスマホを見ない
布団の中でスマホを見ていませんか?
人は日光を浴びると覚醒し、暗くなると眠くなる性質があります。
スマホやタブレット・パソコンは強い光を発するため、脳が「昼間だ」と誤解してしまいます。
特にHSPさんは光に敏感なので、ブルーライトがまぶしく、つらく感じる可能性も考えられます。
眠りが浅くなり疲れが取れない、だから睡眠時間でカバーする…ということに。
「スマホを触るのは睡眠2時間前まで」「スマホを布団やベッドから遠ざける」などのルールを決めましょう。
軽めの運動をする
運動をすると寝つきが良くなり、深い睡眠が得られるようになります。
ただし、激しい運動は逆に睡眠を邪魔してしまうので負担が少ない運動を選びましょう。
例えばウォーキングやジョギングがおすすめ。
週3〜4回、1回につき30分から1時間を目安に運動を取り入れていきましょう。
忙しくてなかなか運動時間を確保できない人は「最寄駅の1つ前で降りて歩く」など、できる範囲で工夫してみてください。
まとめ
今回はHSPさんがよく寝る理由と寝過ぎ防止の方法を紹介しました。
HSPさんは繊細だからこそ、心も体も疲れやすいのが特徴。
他の人より多く寝てしまうのは自然なことです。
寝過ぎるせいで自己嫌悪に陥るなら、睡眠の質を見直してみましょう。
- 刺激を避ける
- 寝る前のお酒をやめる
- 布団の中でスマホを見ない
- 軽めの運動をする
HSPを理解することで、毎日がもっと過ごしやすくなります。
当カウンセリングルームではHSPの方を対象としたオンラインカウンセリングを行っております。
「毎日つらい…」といった不安な気持ちも、ぜひお気軽にご相談ください。
1月先着3名様
初回カウンセリング
45分 5,000円
※はじめての方は初回カウンセリングをお申込みください。
※初回はオンラインでカウンセリングを行っています。Zoom・Skype・Line通話でのカウンセリングが可能です。
※初回カウセリングでは、現在のあなたの状態をお伺いして、今後の目標や方針を決めていきます。
LINEでのご相談
HSPやアダルトチルドレンのご相談を受け付けています。
HSPやアダルトチルドレンのお悩みの方やカウンセリングご希望の方は、友達追加ボタンを押して、メッセージをお送りください。
臨床心理士、公認心理師です。5年以上、都内の心療内科や脳神経内科で、うつ病、不安障害、HSP、アダルトチルドレンなど数多くのカウンセリングを経験してきました。HSPの創始者であるアーロン博士の「HSPに精通した専門家プログラム」を修了しています。