HSPさんが怒れない理由は?感情を消化するための方法

「嫌なことをされたけど怒れなかった…」といった経験はありませんか?

HSPさんの中には、怒りの感情をなかなか表に出せない方もいます。

そんなとき「どうして自分は思っていることを伝えられないんだろう…」と悩んでしまうこともあるかもしれません。

そこで今回の記事では、HSPさんが怒れない理由を解説していきます。

怒れないときの気持ちの消化方法についてもお伝えしていきますので、怒りの感情が苦手な方はぜひ参考にしてみてくださいね。

HSPさんが怒れない理由5選

まず、HSPさんが怒れない理由として考えられることをお伝えしていきます。

自分の気持ち・感情を表現するのが苦手だから

自分の本当の思いや感情を人に伝えようとすると、泣きそうになってしまうHSPさんも少なくありません。

そういった気質の方が、怒りという強い感情を表に出すのは、とても勇気がいることだと思います。

どのように表現したらよいのか、伝えたらよいのかがわからず、怒っている自分の気持ちをそのまま抱え込んでしまうのです。

怒られたときの気持ちがよくわかるから

人の気持ちや感情に敏感なHSPさんは、怒られたときの気持ちが痛いほどわかります。

そのため、「自分が怒ることで相手に嫌な気持ちをさせてしまうのではないか…」と不安な気持ちがよぎって、怒れなくなってしまうのです。

相手の気持ちに寄り添えるHSPさんだからこそ、そういった考えを持つ方も多いでしょう。

後悔してしまいそうだから

これまでに自分が怒ったことによって、人間関係が悪化してしまった経験のある方は、怒ることに苦手意識を持っている可能性もあります。

勇気を出して自分の気持ちを伝えたことで、後悔するような悪い結末になってしまうと「また同じようなことになるのではないか」と不安な気持ちになるでしょう。

怒りという感情そのものが刺激的で疲れるから

「職場で怒っている人を見ると、自分もダメージを受ける」「お店で怒っている人を見ると気分が下がる」というように、怒りという感情そのものに苦手意識を持つ方も多く見られます。

怒りというのは、HSPさんにとって強い刺激になるため、「そもそも怒りという感情を持つことに疲れてしまう」という方もいるのです。

自分にも非があると考えてしまうから

自己肯定感が低くなりがちなHSPさんは、相手だけではなく自分にも非があるのではないかと考えることもあるでしょう。

怒りを表現すること自体勇気のいる行為なので、自分の意見や感情に自信が持てないと、怒れなくなってしまいますよね。

また、そういったHSPさんは自分の気持ちは我慢すればいいと耐えることもあるので、怒り方もわからなくなってしまうのです。

怒れないときは感情をうまく消化しよう

怒れないHSPさんが怒りの感情をそのまま抱えていると、心がしんどくなってしまうのでうまく消化する方法を見つけることが大切です。

ここではいくつかの方法をお伝えしていきますので、参考にしてみてくださいね。

気持ちを落ち着かせてから伝える

その場で本音を伝えようとすると、思わず泣いてしまったり、言葉がうまくまとめられなかったりすることもあるかと思います。

何が嫌だったのか、どこにモヤモヤしたのか、本当に伝えたかったことを伝えられるように一度気持ちを落ち着かせてみましょう。

そうすると“相手の気持ちに寄り添った言葉を選べる”という、HSPさんの長所も活かせるようになるはずです。

時間を置いて気持ちを落ち着かせることができれば、怒りという感情で相手を傷つけることなく、お互いの思いを確認し合えるのではないでしょうか。

怒りのエネルギーを他のことに使う

嫌なことがあったとき、その感情を相手に伝えるのが難しい場合もあるかと思います。

そんなときには、怒れないことでため込まれたエネルギーを趣味や運動などに使って、消化するのもひとつの手段です。

カラオケで歌ったり、絵を描いたり、ジョギングなどで体を動かしてみたりするなど。

他のことに熱中してみると、怒りをため込まずに解消できることもあります。 気持ちをうまく伝えられないときには、ぜひ取り入れてみてくださいね。

HSPさんの“怒れない”は、悪いことではない

怒れない理由はHSPさんによってさまざまですが、どんな理由であっても怒れない自分を責める必要はありません。

HSPさんはその気質から「気にしすぎ」「いつまでそんなこと気にしているの?」と理解を示してもらえないことが多いため、怒れない自分が悪いのだと思ってしまいがちです。

しかし、怒れないのが悪いというわけではないので、自分を否定しすぎたり、一人で抱え込んだりしなくても大丈夫です。

怒りをコントロールしてから相手に伝えられること、人を傷つけないように行動できることは、HSPさんの長所でもあります。

無理に怒れる人を目指すのではなく、怒れない自分を受け入れて気持ちの解消法を見つけることも、HSPの生きづらさの改善につながるはずです。

まとめ:HSPのつらさは一人で抱え込まないことが大切

怒れないこと以外にも、HSPさんはその気質からいくつかの悩みを持っているかと思います。

その悩みを一人で抱え込んでしまうと、つらい気持ちが大きくなってしまうので、相談できる人や場所を見つけておくことが大切です。

家族や友人、恋人などの周囲で理解を示してくれる人も、カウンセリングルームの心理士もあなたの味方なので、思い悩まずに勇気をだして相談してみてくださいね。

当カウンセリングルームでは、HSPでお悩みの方のご相談にも対応しております。

LINE通話やZoom、Skypeなどを利用したオンラインカウンセリングも可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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